父親であるポジェブラト公爵に、皇太子との婚約解消を伝えようとする主人公のメリッサ。
ですが、肝心の父親は話を聞いてくれる気配がなく…
【その悪女に気をつけてください】第8話のネタバレ&感想です↓↓
【その悪女に気をつけてください】 第8話ネタバレ
紅茶をじっと見つめ、やっぱり怪しい、絶対飲みたくない…と考えるメリッサ。こっそり紅茶を捨てていると、公爵の方から話をうながされます。
そして、公爵がメリッサと話すのも10年ぶりだと言われ、メリッサは毎朝挨拶しているではないですか、と言います。
そのメリッサの言葉に無言のままの公爵。メリッサは、公爵が何も聞いていなかったことを悟りました。
そんな様子の公爵に、まともな話し合いを期待した私がバカだった…とため息をつきつつ、単刀直入にイアンとの婚約破棄を宣告しようとします。
その時、ある人物が扉を蹴り飛ばして入ってきました。
ピンクでファンシーな部屋に、”何ですかこの部屋?”と聞いてくる目深にフードをかぶった人物。
メリッサは、ノックぐらいするように言いますが、その人物は返事すらしません。
その人物がかぶっていたフードを外すと、中からキラキラした青年が顔を表しました。
このキラキラした青年(メリッサ曰く”生意気小僧”)こそ、メリッサの弟であるジェイク・ポジェブラト。
ジェイクに
やっと来たのね
放蕩息子
と皮肉を浴びせるメリッサ。
ユーリに思いを寄せる男のひとりであるジェイクは、ポジェブラト家を継承する次期公爵です。
そして、皇室専門の「スナイパー」でもあり、皇室に刃向かう者を静かに葬ってきました。
そのジェイクがメリッサをジーッと見つめたあとに、「はぁ」とイヤそうなため息をついて
まだ生きていたのか
と姉に言い放ちます。と言うのも、ジェイクには実の姉を心底嫌っていると言う設定があるから。
ジェイクは射撃能力と魔力は帝国最高レベルのため、若いながらも名を知られています。
しかし社交界に出る事はありません。どうしても参加する場合には、黒いローブをまとい突っ立てるだけ。他人に顔を見せたがらないのです。
そんなジェイクは、メリッサが部屋に突撃してもいつでも留守にしているほど、外をぶらついて姿を見せることはありません。
メリッサは、ジェイクの整った顔なら色々面倒だろうし隠れたいのもわかる…とうなずきます。
そして、改めて、ジェイクと自分の差について考えます。
メリッサはジェイクと違い、魔力もないし射撃も得意ではないのです。
何より、ジェイクは姉弟かどうか疑わしいぐらいにメリッサよりもキレイなのでした。
小説の中のジェイクは、口数が少なくクールで美男子。ヒロインであるユーリを、陰ながら静かに見守る姿が素敵なキャラクターでした。
それなのに、父親に向かって部屋の内装や紅茶にダメ出しを大量にし、”地位のある父上がこの調子だから家にいたくないんです”と言い放つジェイクの姿にメリッサはどこが寡黙なのかと頭を抱えてしまいます。
父親にラップ調に小言を言っていたジェイクは、
僕の話なら全部聞き入れる姿にもうんざりです
聞くならちゃんと聞いてくださいよ
とギロッとにらみつけます。
そして
メリッサはガキだから部屋でも少し飾ってやれば
暴れずに会話ができるって言ったのをこんな風に勘違いして!
と言いつのります。
ファンシーな部屋の実態がジェイクの指示によるものだったと知って、ジェイクを皇太子よりヤバい奴だったと静かに怒りに耐えているメリッサ。
クール美男子なはずのジェイクのポンコツ具合に、キャラ崩壊にも程があると涙を流します。
姉を軽蔑して父親を嫌うのはそのままだけど、それ以外は全然違っているため、ハンマーで頭を殴られてるぐらいに衝撃を受けてしまいました。
小説の中のクール美男子を知っているメリッサは、
私のジェイクはこんなんじゃない
と眉間にしわを寄せます。
さらに、息子の小言をしょぼんとした顔で聞いている公爵に対しても、ガッカリしてしまいます。
ここで、メリッサはポジティブに行こう!と前向きに考えることにしました。きっと、家族の前だからおしゃべりなのだと。
そう考えたメリッサはギャップ萌え?と思いつつ、ジェイクに声をかけます。
しかし、ジェイクからは「は?」の一言のみ。場はシーンと静まり返ってしまいました。
ジェイクの態度に、
小言ラッパーさんは私とはお話したくないようで
と顔が引きつるメリッサ。
ダメよ、ここは笑顔で…と必死に引きつった笑顔を作ってここには何の用かとジェイクに問いかけます。
そんなメリッサを見つめるジェイク。果たして、ジェイクの答えは…?
【その悪女に気をつけてください】 第8話感想
ポジェブラト公爵家、キャラクターが濃すぎますね!
それにしても、前回公爵がピンクでファンシーな部屋を用意したのは、実はメリッサを可愛がっているからなのでは…?と思っていただけに、実際はジェイクの言う事を間違った解釈をしていたからだったというのには驚きです。
お父さん、もう少し娘のことも考えてあげましょう…?息子ばかり優先しないで…(´;ω;`)
そして、ジェイクはジェイクで姉のことを心底バカにしていて…なんかもう、本当にメリッサが可哀そうになってきました(;’∀’)
今のメリッサは、日本の女子大生の魂が宿っているのでいいのですが、きっと小説の中のメリッサはいつでも傷ついていたんだろうなぁ…。
とりあえず、日本人の魂の入っている今のメリッサには強く生きてもらいたいと思います!
まとめ
【その悪女に気をつけてください】第8話のネタバレ&感想をお届けしました!
次回、ジェイクが部屋にやってきた理由とは…?
次のネタバレもお楽しみに!(^_-)-☆
【その悪女に気をつけてください】第9話 ネタバレ&感想→
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