第5話では、初めて明るい顔を見せたアリスティア。でも、そんなアリスティアの希望を踏みにじる出来事が起こってしまいます。
そんなわけで、【捨てられた皇妃】第6話のネタバレと感想をお送りします!
【捨てられた皇妃】第6話 ネタバレ
ある日、アリスティアにモニーク侯爵が反逆罪で逮捕されたと言う報せがもたらされます。
なんと、村に出かけていた美優を襲い流産させた黒幕として拘束されたというのです。
アリスティアは皇室に忠誠を誓っていた父親がそんな事をするはずがないと、皇帝陛下に父の助命を願いでます。
しかし、ルブリスは皇后を殺そうとしたのに許せと言うのかと聞く耳を持ちません。
アリスティアは懸命に父がそのような事をするはずがないと言いつのります。
モニーク一族はこれまで皇室に忠誠を誓ってきた。どうか命だけは…と。
これを聞いたルブリスは嫌な笑みを浮かべ、アリスティアにひざまずけと命令します。
何を言われたのかわからない様子のアリスティアに、ひざまずいて僕の靴をなめたら父親を助けてやろうと、条件を出します。
とまどうアリスティアに、できないのかと問う皇帝陛下。
アリスティアは皇后となり皇帝の伴侶となるべく育ったため、誰よりも高いプライドを持っていました。
それは、神が皇后と決めた美優よりも、です。
アリスティアは、父親はきっと自分が屈辱的な行動をとることを望んでいないだろうと考えます。
皇室の一員だからと。
それでも、モニーク侯爵がはじめて見せてくれた親心を思い、自分にはもうプライドや皇室での威厳など、どうでもいいものだと考えます。
それよりも、父親を助けたい。
お父様のためならば
その想いだけで、アリスティアは皇帝陛下の言う通り、ひざまずいて彼の靴に口をつけます。
アリスティアは約束通り父の命だけは助けて欲しいといいます。
しかし、皇帝陛下は
そうは言ってもそなたの父親はもういない
今朝処刑した
と言い放ちます!!
青ざめるアリスティア。
必ず迎えにくると言った後ろ姿が、父をみた最後の姿だったことに愕然(がくぜん)とします。
呆然とするアリスティアに、まさか鵜呑みにするとは…と言う皇帝陛下。
ルブリスは言います。
僕が生かしておくと思ったのか?
僕の子を殺し 美優に危害を加えた者を
と。
アリスティアにとって、救いの手を差し伸べてくれた父親の愛情は唯一の希望でした。
アリスティアは父が戻ったら、自分の事も心配してくれていたのか、聞いてみようと思っていました。
その答えを聞くもの楽しみだと。
しかし、もう聞くこともできません。
アリスティアは
父が陛下の子を殺した…?それなら陛下は…?
私からすべて奪い私の子を殺したあんたは…?
と憎悪の目をルブリスに向けます。
許してなるものか、とアリスティアは髪に刺してあった簪(かんざし)を手にとると、ルブリスを刺します!!
倒れるルブリス。アリスティアは従者によって拘束されてしまいました。
なんてことをしてしまったのか、どうしてこうなってしまったのか、そう思うアリスティア。
そして物語はプロローグに繋がります。
処刑されようとするアリスティアを冷たい笑みで見るルブリスと、見ていられないとばかりにルブリスの胸に顔をうずめる美優。
もし生まれ変わったとしても
二度とあなたを愛したり…し…
【捨てられた皇妃】第6話 感想
ようやくプロローグにつながるシーンにたどり着きました。
それにしても、なんとも痛ましい展開ですね…。父親からの愛情を唯一の希望としていたアリスティアにとって、父親の死は絶望でしかなかったでしょう。
それにしても、ルブリスは本当に非道ですね…。すでにモニーク侯爵の命はないにも関わらず、アリスティアに助けてほしければ靴をなめろだなんて。
とても皇帝のやることとは思えませんよね。
アリスティアの気持ちを考えると、本当に許せません。
まとめ
【捨てられた皇妃】第6話のネタバレ&感想をお届けしました。
過去編が終わり、次回からは物語が新しく動き始めます。
次もまた読んでもらえたら嬉しいです!それでは。
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