憧れの魔導宮へ足を踏み入れることができたイリス。
その憧れの場所で、本来なら見えないはずの妖精を見てさらに祝福までもらってしまいました。しかも、魔導士であるシティスよりもたくさんの祝福です。
妖精たちにまた来ると約束したイリスでしたが…
そんなわけで、【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第6話ネタバレ&感想です↓↓
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第6話ネタバレ
魔導宮からの帰り道、イリスはシティスからレゼダのもとへ行くことを提案されます。
イリスを魔導宮へ案内することはレゼダからの提案であったこともあり、報告を兼ねて会う約束をしていると言うのです。
そのことに想定外だと思わず口にしてしまうイリス。
その言葉に疑問を持つシティスに、イリスは簡素な服装を言い訳にします。
ですが、シティスから今日のイリスの服装についてレセダは喜ぶであろうこと、何より祝福の件は報告しなければならないことを言われ、しぶしぶ行くことを了承しました。
レゼダのもとに連れられてきたイリス。レゼダのイケメンオーラが目にしみます。
そのとき、イリスの首元でチョーカーの鈴がチリンと音をならしました。
とっさに鈴を抑えて音を封じ込めるイリス。そんなイリスを見て、レゼダは少し不思議そうな顔をします。
その後、イリスが妖精たちから祝福を受けたと聞き、イリスが妖精を見る事ができることに驚きます。
そしてシティスに魔法を学んでいないのに妖精が見えることができるのかを聞くと、シティスはとても珍しいことであると答えます。
聖なる乙女ぐらいでしょうか
そう口にして、はっとするシティス。レゼダと2人、イリスをじっと見つめます。
その視線に、自分が聖なる乙女だなんてありえないと首を振って否定するイリス。
すると、イリスの髪から声が聞こえます。不思議に思ったイリスが自分の髪を確認すると、妖精の1人が縦ロールにしてある髪の毛の中に隠れていました。
妖精はイリスには魔力はないけど、聖なる匂いがすると言います。
妖精の言葉に反応するシティス。イリスの手に乗る妖精をじっと見つめます。
レゼダはまだ妖精が見えないため、シティスがイリスを見つめているようで少し面白くない様子。
そんな中、妖精はシティスにイリスの左腕から聖なる気配がすると訴えます。
それを聞いて、シティスは断りを入れてからイリスの左腕を手にとり顔を近づけます。
その様子に、衝撃を受けるイリスとレゼダ。レゼダは、シティスにその行動は目に余ると注意を。
シティスは謝りつつ、自分にはいい香りしか感じないと言います。
そんなシティスの様子に、
デリカシー!!
仕事してよ!!
と涙目になるイリス。
妖精はシティスの反応に、嘘はついてないとプンスコ怒って抗議をします。
そこで、イリスはもしかしたらオイルをつけているからかもしれないとシティスに伝えます。
オイルについて詳しく説明しながら、カミーユの存在をレゼダとシティスに知らせておくチャンスかもしれないと気づくイリス。
カミーユのことを知らせておくことでシティスが妹と恋に落ちることを阻止したり、レゼダがカミーユと早く出会うことでイリスと婚約しない展開になるかもしれないと考えたのです。
シティスはイリスの話を聞いて、もしかしたら作っている人物に特別な力があるのでは?と考えます。
しかし、そうだとしても市井(しせい)のものであるため、聖なる乙女とは考えにくいと言うのがシティスの意見でした。
シティスが疑問に思うのも当然で、聖なる乙女は15歳までに候補者が絞られます。
そして、候補者たちは学園へ招集され審査が行われるのですが、この学園が貴族のための学園であるため平民は入学できないことになっているのです。
イリスがつけていると話したオイルは、平民が作ったものなのでシティスは作った人物が聖なる乙女とは思えないと考えたのでしょう。
しかし、カミーユはシティスの父親の血が流れているためか魔力が高めです。
そのことを知られていたのでしょう、後にカミーユは男爵家の養女となって貴族の娘となり、聖なる乙女候補として学園にやってくることになるのです。
イリスは、シティスにカミーユの存在を今知らせることが生きるか死ぬかの分かれ目であると考え、オイルを作った少女がシティスに似ていることを伝え、遠縁に心当たりはないかと聞きます。
それを聞いたシティスは、オイルの売っている店を教えて欲しいとイリスに伝えるのでした。
話が一段落したところで、レゼダがおもむろに
ところで
いつまで手を握っているつもり?
とシティスにいい笑顔を向けます。
その一言で、シティスは手を放しますが、その時にまたもやイリスのチョーカーの鈴がなってしまいます。
ぎゅっと握り、鈴の音を止めるイリスを見て、レゼダはどうかしたのかと聞きます。
イリスは魔導宮が静かだったので、鈴の音を止める癖がついてしまったと言います。
レゼダは鈴はイリスの存在を感じられて良いと考えていましたが、イリス自身は父親の希望でつけているだけであまり好きではないとレゼダに告げます。
すると、レゼダは急にイリスの首元へと手を伸ばします。
その手をつかむイリス。驚くレゼダの手をひねりあげてしまいました!
手を放して欲しいとレゼダに頼まれ、我に返って手を放すイリス。慌てて謝罪をします。
レゼダは自分も謝り、イリスが鈴が嫌いなら自分が取ってあげようと思ったと伝えます。
僕がそれを嫌がっていると言えば
侯爵も君につけさせたりしないだろう?
笑顔でそう言うレゼダは、なんだか少し雰囲気が変わった気がします。
レゼダの提案に躊躇していたイリスでしたが、自分がそうしたいんだと言うレゼダ。
さらには、レゼダが取ったと言った方が効果はあるだろうと言われれば、イリスは断れません。
結局、レゼダに鈴のついたチョーカーを外してもらったイリス。
イリスが
殿下
ありがとうございます
と礼を言うと、レゼダはそれまで”イリス嬢”と呼んでいたのに突然”イリス”と呼び捨てにし、さらには自分のこともレゼダと呼ぶようにいいだしました。
…レゼダ さま…?
恐る恐る呼ぶイリスに、
レゼダです
と、あくまでも呼び捨てにこだわるレセダ。
イリスはうっかり呼び捨てにして不敬だと言われないかと気が気じゃありません。シティスに助けを求めて視線を向けます。
イリスのSOSを正しく受け取ったシティスは、レゼダに突然の呼び捨ては無理であることを理由を添えて伝えます。
そして、時間はたっぷりあるのだから慌てずともよいのでは?とアドバイスを送るのでした。
それを聞いたレゼダは納得し、いずれは呼び捨てで呼んで欲しいとイリスにお願いします。
レゼダのあまりの変わりように恐怖を感じ、思わず双子なのかと聞いてしまうイリスなのでした。
イリスがシュバリィー家に戻ると、チョーカーをレゼダが取ったと聞いた両親は大喜び。
両親が浮かれる中、二ジェルはイリスにチョーカーをレセダに奪われて良かったのかと聞いてきます。
イリスはこっそりと、チョーカーが嫌いだったこととレゼダが取ってくれて嬉しかったことを伝えます。
驚く二ジェル。
イリスはチョーカーを
まるでお父様のモノの証みたいで嫌だったの
でも 今は自由よ
とにっこり微笑みます。そんなイリスの本音を聞いて、二ジェルは突然謝ってきました。
どうしたのかと聞くイリスに、二ジェルは父親から特別な証をもらえるイリスが羨ましかったと胸の内を吐露(とろ)します。
二ジェルがチョーカーを欲しがっていたと勘違いしたイリスは、レゼダから返してもらってそれをあげると提案しますが、二ジェルはそう意味じゃないと苦笑。
二ジェルはイリスに、レゼダから代わりのチョーカーをもらったのかと聞きますが、イリスはせっかく自由になったのに、と否定します。
イリスは自由がいいんだね
そう聞かれたイリスは、もちろんと肯定した上で二ジェルにも好きな人を束縛しないように言い含めます。
二ジェルが母親は愛の証だと喜んでいることを指摘すると、そういう人もいると言いつつも
心と心が繋がっていたらそんなの必要ないと思うの
とイリス。
愛の証を周りにひけらかすなんて自信がないみたい
古いわよ
イリスは二ジェルには普通の恋をして欲しいと思い、これからも一般的な恋愛観を伝えていこうと思うのでした。
その頃、
お前達そのリボンはどうしたのだ
と妖精たちに声をかける存在が。
妖精たちはイリスからもらったこと、イリスとは聖なる匂いをまとった騎士の子であることを伝えます。
それを聞いた人物は
それは興味深いな…
とつぶやくのでした。
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第6話感想
レゼダが本性をあらわしてきて、思わずニヤニヤです。腹黒王子は美味しいですからね!(笑)
それにしても、レゼダってばイリスのこと好きすぎですよね。シティスがイリスの手を握っているのが面白くないあたり、まだまだお子様で可愛いです。
そして、手を伸ばしてきたレゼダの腕を思わずひねり上げてしまうイリスもサイコーです!強い女の子は大好きなので。
イリスと二ジェルのやり取りもいいですよね~。双子だから同じ年齢のはずなんだけど、やっぱりイリスの方が大人びていて、普通にお姉ちゃんと弟って感じです。
二ジェルは束縛願望があるわけではなく、イリスがチョーカーをつけさせられている=特別扱いだと思ってたから羨ましかったわけですが、そこに気づかないでチョーカーを欲しがっていると解釈するイリスの一種の鈍感さも可愛い(笑)
とりあえず、登場人物たちがもれなくみんな可愛いので、読み進めるのがとても楽しみです。
まとめ
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第6話ネタバレ&感想をお届けしました。
イリスとの距離を縮めようと頑張るレゼダ。早くイリスに呼び捨てで呼んでもらえる日がくるといいですね。と言っても、王子を呼び捨てになんて簡単には出来そうにありませんが…
そして、最後に登場した人物は一体誰なのか。次の話を読むのが楽しみです。
それでは、次の【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第7話ネタバレ&感想でまたお会いしましょう~!
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第7話ネタバレ&感想→
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