『ハナコロ』のヒロインであるカミーユとの邂逅を終えたイリス。
どうにかカミーユに兄の存在を知らせることができて、一安心ですね。でも、まだまだ油断はできません。
そんな中、今日はいよいよ憧れのあの場所へのお出かけなのですが…
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第5話ネタバレ&感想です↓↓
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第5話ネタバレ
部屋でカミーユの椿油を腕に塗るイリス。その使い心地に、改めてイリスは驚きます。
なぜなら、聖なる力が込められているからなのか、カミーユの椿油は普通のものとは違ってとても使い心地がいいから。
カミーユに見つからないようにお店に通うイリスは、カミーユの椿油にすでに聖なる乙女の片りんを感じるのでした。
そこに響くノックの音。ニジェルが馬車の用意ができたと呼びにきたのです。
二ジェルは、部屋に入った途端何かに気づいたようにすんすんと鼻をならします。
どうしたのかと問うイリスに、何だかとてもいい香りがすると答える二ジェル。
イリスが香りの正体が椿油であること、イリス自身もその香りを気に入っていることを告げると二ジェルはほんわかとした表情で自分もその香りが好きだといいます。なんだか安心する、との理由を添えて。
二ジェルはそこで思い出したようにイリスに短剣を渡します。
短剣は護身用に持たされたものですが、イリスが望んだため封印を施されて戻ってきたのでした。
二ジェルは護身用として持たされたものなのに良かったのかと気にしますが、イリスはあっさり使うつもりはないからいいと答えます。
そんなイリスの首には父親からつけさせられている鈴のついたチョーカーが。
イリスが動くとなるそのチョーカーを、二ジェルは少し暗い表情で見つめます。
そんな二ジェルを見て声をかけるイリス。二ジェルははっとして、何でもないと誤魔化します。
そして、そのままイリスを玄関まで送っていくのでした。
この日はイリスが希望していた、知性と魔術が溢れた魔導宮を訪問する日。
魔導宮を前に、ドキドキと胸を高鳴らせるイリス。そんなイリスに、案内をしていたシティスがこれから魔導宮には入れるかどうか試すと言います。
魔導宮は不逞な輩が入ってこられぬように、魔法陣と結界で常に守られているのです。
シティスは魔法で魔法陣を作り出すと、イリスの手を取り、イリスに魔法陣へ手を触れるように言います。
言われるまま魔法陣に手を触れさせたイリスは、次の瞬間には魔導宮の中へと入っていました。
キラキラとした魔導宮に感動するイリス。そんなイリスを見て、シティスは微笑ましく思いながら図書館へと案内をしてくれます。
たどり着いたのは白い扉。ここから図書館や庭などの共有スペースに繋がっているのです。
シティスはもし迷ったら、自分に繋がっている青い扉を目指すようにイリスに伝えます。
扉の中に入ると、色とりどりの扉が浮いていました。
色ごとに別の場所に繋がっているのかしら
そう思いながら歩くイリス。静かな空間のため、チョーカーの鈴の音が響きます。
その時、音を気にして鈴を握りしめたイリスの前になんと『ハナコロ』でヒロインの周りを飛んでいた妖精たちが集まってきました。
妖精たちは何やらイリスを見て
おかしいよ 魔力はないよ わからない だけど空気が…
などなど、不思議がっている様子。
そのうちに、妖精の1人がイリスの髪に結ばれたリボンを取ってしまいました。
妖精のイタズラにわたわたしているイリスを見て、シティスは妖精に何をしているのかを問います。
聞かれた妖精は逆に、シティスへなぜイリスを連れてきたのかを問い掛けてきました。
それというのも、イリスは短剣をもっているのに結界を通り、魔力がないのに妖精たちが見えて声まで聞こえているからです。
これに驚いたのはイリス。妖精は普通に見えるものだと思っていたのに、普通は見えないと知ったからです。
シティスが言うには、妖精の存在は隠されている上にほとんど魔導宮の中で保護されており、外で生活している妖精も魔力がない人間には見えないというのです。
それを聞いて、イリスは確かに今まで見た事がなかったことに気づきます。
イリスは騎士の家系。騎士の家系は魔力が少ないと聞き、イリスの持っている短剣を見せて欲しいと頼むシティス。
短剣に施された封印は、イリスが簡単に使ってはいけないと自戒するためでお守り代わりみたいなものだと聞き、結界を抜けられたのは武器ではなく防具だと判断されたためであると納得します。
なぜなら、魔導宮と妖精は争いを好まないから。シティス自身も争いごとは避けたいと言います。
これを聞いたイリスは
王都を火の海にするのは紛れもなくあなたですけど
と、心の中でツッコミを入れるのでした。
2人が話していると、イリスのリボンを取った少年の姿をした妖精がリボンを”ちょうだい”とお願いしてきました。
快くうなずくイリス。そして他にも欲しい子がいるならみんなで分けてちょうだいと伝えると、たくさんの妖精たちがリボンを分け合います。
そしてリボンをもらった妖精たちは、次々にお礼を言いながらイリスの髪にキスを。
そんなイリスの姿を見てシティスは頭を抱えながら妖精について勉強することを勧めてきました。
秘匿されていると聞いた直後なので、驚くイリスに
これほど妖精から祝福されているのですから知らないままというわけにはいかないでしょう
私ですらこんなにたくさん祝福はもらっていません
と言われ、祝福?と聞くと一人の妖精が祝福ー!と言いながら髪にちゅっとキスをしてきました。
そこで、初めてイリスはたくさんの妖精たちから祝福をもらったことを知り、お礼を言うのでした。
場所は魔導宮の図書館へと移り、妖精から何を知りたいのかと聞かれたイリス。
イリスはレセダの兄とシティスの恋人がこれからの2年間で次々に亡くなるのは偶然ではないと考えます。
考えられるのは災害や戦争ですが、ゲームでは街並みが荒れている様子はありませんでした。
そうすると、残る可能性は伝染病の大流行。多くの人の命を奪うほどの伝染病は土痘(どとう)に限られます。
土痘が最後に蔓延したのは100年前ですが、いまだに治療法も予防法も確立していません。
そこでイリスは、妖精たちに土痘の歴史を知りたいと伝えます。土痘のことを詳しく調べ、発生する傾向や避ける方法を探そうと思ったのです。
シティスはイリスの考えを聞き、その前向きな志を支えたいと感じ、自分にも協力させて欲しいと願い出ます。
そこに土痘の歴史について書かれた本を、妖精たちがたくさん運んできました。
あまりの多さにもういいわ、と待ったをかけるイリス。とてもではないけど、一日では読み切れる量ではありません。
もっといっぱいあると言う妖精に、イリスはまた来ると約束するのでした。
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第5話感想
本来見えないはずの妖精を見る事ができて、さらにたくさんの祝福を受けるイリス。主人公らしくて、いいですね~!
シティスもイリスに好意的に接してくれていますし、なかなかイリスの生活は順調な気もします。
とは言え、イリスとしてはゲームの内容を知っているだけに気を抜けないでしょうね~。私がイリスの立場なら、いつ破滅ルートに入るか気が気じゃなさそうです。
それにしても、妖精たちの姿にちょっとだけビックリ。小さな子供の姿なのは知っていましたが、服装が普通の人間の子供と同じような格好だったのが意外です。あと、思ってたより等身が高めに感じました(笑)
とりあえず、イリスと妖精たちのやり取りが可愛くてほっこりしたので、これからもたくさん妖精たちとのやり取りが見られるといいな、と思ってます!
まとめ
【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第5話ネタバレ&感想をお届けしました!
土痘について研究を始めたイリスは、果たして結果を出す事ができるのか気になるところです。
それでは、【私が聖女?いいえ、悪役令嬢です!】第6話のネタバレ&感想でお会いしましょう!
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